自然に頼るだけの遮熱効果にも限界が

緑のカーテンによる遮光や遮熱で知られるのが夏の「朝顔」です。環境にもやさしく省エネ効果も見込めます。緑の茎がネットを伝わって伸びる様子や葉っぱが増えてネットいっぱいに緑で覆われる様子は、見る人や育てる人の気持ちも和らげてくれます。

すだれは、遮熱効果も高く簡単に用意することができます。昔から日本家屋で使われ、打ち水とともに暑い夏を乗り切る代表的な方法と言えます。

気象庁「気候変動監視レポート2014」を基にした国内15か所の観測地点データから得た日最高気温35℃以上、いわゆる「猛暑日」の年間日数の変化のグラフを見ると、1930年から90年ごろまでと、それ以降の2010年ごろの比較で明らかに増えています。

夏の暑さから逃れるためには、郊外の緑の多い場所や木陰のある水辺に行くことも考えられますが、生活の基盤は自宅にあります。住まいの環境を工夫する意識はこれからもっと高くなりそうです。

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